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猫の腎臓病の原因

猫は体格のわりに腎臓のネフロン(腎臓の最小単位の構造物)の数が少なく、他の動物に比べて腎臓病になりやすいといわれています。

また、腸と腎臓は、他の器官に比べて細胞内のミトコンドリアが多く、老化による機能低下が一番起こりやすいのです。

そして、ドライフードのみ、あるいはドライフードをメインで食べていると慢性的な脱水が起こります。脱水状態になると血液の流れが悪くなり、腎臓への血流が低下します。

腎臓への血流が低下した状態が慢性的に続くと、尿細管の細胞が酸欠状態に陥り、やがて細胞が死んでしまい、急性腎障害が起こります。軽い急性腎障害であっても、繰り返すことで、どんどん腎臓が悪くなり、やがて慢性腎臓病に陥ります。

猫では、この慢性的な脱水による軽度の急性腎障害の繰り返しが、慢性腎臓病の重要な要因のひとつではないかと考えられます。

参考文献
腎におけるエネルギー消費と産生(1)

(人の)腎臓の重量は体重のわずか0.5%に過ぎませんが、生体が消費するエネルギーのおよそ7%を消費しています。 このエネルギー消費率は心臓に次ぐものです。

心臓は, 多量の血液を全身に送り出すというポンプ機能(物理的エネルギー)にエネルギーを消費しています。

一方, 腎臓は1日約180L(人)という多量の血漿を濾過し, 濾過された溶質および水のほぼすべてを再吸収するという輸送機能(化学的エネルギー)に消費エネルギーの大半を費やしています。こうした輸送に必要な多量のエネルギー(ATP)を、 腎臓は主に有酸素呼吸である酸化的リン酸化によって得ています。

腎臓が脳と同様に虚血(きょけつ:臓器や組織に必要量の血液が流入しない状態)に極めて弱いのは、常時多量のエネルギーを必要としているからなのです。

それから、食事からのリンの摂りすぎや、歯肉炎や口内炎の口腔内細菌の免疫複合体の影響、腎臓の細かい血管(細動脈)がAGE(終末糖化産物<Advanced Glycation Endproducts>)によって硬化していくことなども腎臓病の一因です。AGEは、ドライフードに多く含まれ、老化や発がんなどの様々な病気の要因となっています。(アクリルアミドはおそらく発癌性のある超悪玉AGEです。)

自然療法による猫の腎臓病の治療につきましては、こちらのページをご覧下さい。

以下は人間向けの動画ですが、腎臓の特性や腎臓病について参考になると思います。











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